HKR

2023年の確定申告。本日からスタートなのでやりかたを簡単にまとめてみた。【整体師・セラピストのためのリアルな転職相談所】

こんにちは。

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

普段は整体師・セラピストの転職についてお話ししていますが、整体師・セラピストの多くは独立開業を目指す人もいます。

個人事業主として暮らしていくなら、絶対に必要になるのが確定申告。

私も個人事業主なので、毎年行っています。

 

そこで今回は、確定申告の基本的な流れとをサクッと済ませる方法についてお話しします。



【簿記や会計の知識がなくても確定申告ソフトなら簡単♪】

 

個人事業主なら、毎年一度必ず行わなければならない確定申告。

令和4年分の確定申告書の受付は、令和5年2月16日(木)から令和5年3月15日(水)になります。

 

私は個人事業主になって5年目、初年度の時に「初めての確定申告⋯どうやればいいんだ?」とネットを検索しまくった日々を思い出します。

5年経った今も、整体師・セラピストの事業とは別に動画編集・ライティング・アフィリエイトなど、雑所得(副業に係る所得)を得る年度には、「どうやるんだっけ?」と今でも悩んでいます。「何回かやっているけれど、もっと早く終わらせたい⋯」という人もいますよね?


確定申告をサクッと済ませるためには、段取りを知っておきましょう。

では、確定申告の基本的な流れと、そのやり方について簡単にご紹介します。

(※より詳しくは国税庁のWebサイトなどをご覧ください)

 

www.keisan.nta.go.jp

 

【確定申告①基本的な流れ】

所得税の確定申告とは、所得(=売上から経費を差し引いた利益)にかかる税金を計算し、国(税務署)に納めるべき税額を報告する手続きのことをいいます。1月1日~12月31日までの1年間ぶんを計算し、翌年の2月16日~3月15日のあいだに、税務署に申告書類を提出して行うのが原則です。(新型コロナウイルスが猛威をふるっていた年度は延期されていた)

 

確定申告の進め方は、以下のとおり。

 

1.必要な書類を集める
2.帳簿を整理する
3.確定申告書類を作成する
4.確定申告書などを提出する
5.納税する

 

👇👇👇

 

1. 必要な書類を集める

確定申告で必要となる書類は、次のとおりです。


①確定申告書
税務署や確定申告会場、市区町村の担当窓口などで確定申告書は入手可能ですが、最近では電子申告を推奨されています。私が利用している「やよいの青色申告オンライン」のような確定申告ソフトを利用したり、国税庁のWebサイト「確定申告書等作成コーナー 」を使って作成したりすることもできます。

 

 

②収支内訳書/青色申告決算書

確定申告には白色申告と青色申告があり、白色申告の場合は収支内訳書、青色申告の場合は青色申告決算書となります。コチラも国税庁のウェブサイト税務署などで入手できます。また、「やよいの青色(白色)申告オンライン」等の確定申告ソフト「確定申告書等作成コーナー」を使って作成することもできます。初めて確定申告を行う場合は、わからないことがあれば職員さんに聞きながら行うのも良いでしょう

 

・申告書の作成に必要なもの

①帳簿・領収書(レシート)

確定申告書は、1年間の取引を記録した帳簿を見て作成します。領収書や受領書は、帳簿の内容確認に使います。社会保険や生命保険の控除を受けるためには、控除証明書が必要になるので、絶対に無くさないように管理しておきましょう。

 

②口座情報

源泉徴収等ですでに納めた税金が本来納めるべき税金の額を上回っている場合、確定申告を行うことで、払いすぎた税金の還付を受けることができます。還付を受けるには、確定申告書に受取口座を記載する必要があります。


・必要に応じて提出するもの

 

社会保険料控除証明書、寄附金受領証明書など

社会保険料や生命保険料、地震保険料、寄附金(ふるさと納税)なども、それぞれの証明書を提出することで控除を受けることができます。

 

②医療費控除の明細書

1月1日~12月31日に支払った医療費が、原則として10万円を超えている場合は、この明細書を出すことで医療費の控除を受けることができます。医療控除の明細書は、国税庁のWebサイトからダウンロードできます。

 

 

・提出時に必要なもの

マイナンバーカード(マイナンバー通知カード)、またはマイナンバーが掲載されている住民票の写しなど(直接持参or郵送で提出)

確定申告の書類一式を税務署に直接持参した場合、マイナンバーがわかる書類や身分証の提示します。また、郵送する場合は、写しを添付する必要があります。

 

マイナンバーカードとICカードリーダーライター(インターネット申告のe-Taxで提出)

インターネット申告のe-Taxを使って確定申告を行う場合は、マイナンバーカードをICカードリーダーライターで読み込んで、電子証明を取得します。
ICカードリーダーライターは、家電量販店やネット通販などで手に入れることができます。スマホe-Taxを行なう場合はスマートフォンで読み込む方法もあります(対応機種のみ)。

 

 

2. 帳簿の整理

すべての事業者は日々の取引を帳簿に記録し、帳簿と領収書などの関連書類を一定期間保存することが義務づけられています。※個人の青色申告の場合、帳簿・決算関係書類は7年間、現金預金取引等関係書類も7年間(前々年分所得300万円以下の方は5年間)その他の書類は5年間)

 

帳簿は、まず請求書や領収書、受領書、クレジットカードの明細などを集めて、その内容をもれなく記載していくのが基本となります。確定申告の直前になって1年分行おうとするのはとても大変で、記載ミスなどがあれば後にペナルティなどで延滞税が課せられる可能性もあるので、こまめに記帳するようにしましょう。請求書や領収書などは、常に同じファイルに集めておく癖をつけましょう。あとで探すのが一番面倒です(実体験済み)。


帳簿の記録に決まりはなく、手書きでもExcelでも何でも良いとされていますが、手間を無くし、ミスなく終わらせたいのならば、「やよいの青色(白色)申告オンライン」等の確定申告ソフトを利用しましょう。

 

 

実際に私が使っている「やよいの青色申告オンライン」の場合、「かんたん取引入力」という機能で、簿記の知識がなくてもサクサク取引内容を入力すれば、青色申告に必要な複式簿記の帳簿づけができます。また、「スマート取引取込」を使えば、クレジットカードや口座を連携して自動的にデータを取り込んでくれるので、記帳をミスなく手間を省いて終わらせることができます。

 

3. 確定申告書類を作成する

ここまで終えたら、いよいよ提出書類を作成していきます。

作成の方法は以下のとおり。

 

①確定申告ソフトを使って自分で作成する

確定申告ソフトで帳簿付けをした場合、そのまま簡単な操作で確定申告用の書類を作ることができます。

 

②税理士に頼む

確定申告に関わる事務を、すべて税理士に頼むことも可能です。正直この方法が一番楽ですが、専門家への依頼は当然、依頼料が必要になります。

依頼料は、売上規模と記帳代行を含むかどうかで決まるといわれています。

 

③確定申告書等作成コーナーを利用する

「確定申告書等作成コーナー 」は、国税庁が提供しているWebサイトで、画面の案内に従って金額等を入力していけば、確定申告書等を作成することができます。

帳簿を見ながら項目ごとに集計し、その数字を入力していきます。各項目には解説がついており、すぐに調べることができるので手間はあまり変わりません。しかし、帳簿の作成や、各種控除額の計算はすべて自分で行う必要があります。

 

共通トップ | 国税庁 確定申告書等作成コーナー

 

f:id:world_onlooker:20230216112822j:image

確定申告書などを提出する

確定申告書と収支内訳書/青色申告決算書を作成し、必要な添付書類を揃えたら、税務署へ提出します。

提出方法は以下の4つです。

 

  1. 税務署に直接持参する
  2. e-Taxを利用する
  3. 郵便または信書便で税務署へ郵送する
  4. 税務署の時間外収集箱へ投函する

 

青色申告で最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、e-Taxによる申告(または電子帳簿保存)が必要なので注意してください税務署への直接持参や郵送の場合、特別控除額は最大55万円(あるいは10万円)、白色申告は基本的に税制上の優遇措置はありません。

 

5. 納税する

確定申告書等の提出が終わった後は、確定申告の期間内に納めるべき税金の額を納付します。所得税は3月15日、消費税は3月31日が納付の期限日です。納付方法は、次の中から自分に合ったものを選ぶことができます。

 

所得税の納付方法

①ダイレクト納付
e-Tax上で操作し、預貯金口座からの振替で納付ができます。e-Taxで確定申告を行っており、ダイレクト納付利用届出書を提出している場合のみの適用となります。

 

②インターネットバンキング等を利用

「やよいの青色(白色)申告オンライン」等のe-Taxで確定申告を行っている場合は、インターネットバンキング等を利用した納付ができます。

無料で使える「弥生のクラウド確定申告ソフト」

 

③クレジットカード納付

専用のウェブサイト「国税クレジットカードお支払サイト 」で、クレジットカード納付ができます。

 

④コンビニ納付

コンビニエンスストアQRコードまたはバーコードを使って、所得税を納付することもできます。


⑤振替納付

納税者名義の預金口座からの口座引き落としで、所得税を納付することができます。利用するには、所得税+復興特別所得税は原則3月15日、消費税+地方消費税は原則3月31日までに税務署および預金口座のある金融機関の窓口に依頼書を提出する必要があります。口座引き落とし日は、年ごとに国税庁が発表する日(確定申告の場合は4月20日前後)となり、この日に引き落としができなかった場合は法定納期限の翌日から延滞税がかかります

 



【簿記や会計の知識がなくても一人で確定申告ができる👉確定申告ソフトがオススメ‼︎】

確定申告ソフトを使うことで、簿記や会計の知識がなくても確定申告ができます。

実際に私も初年度から使っていますが、特に困ることも少なくサクサク進められました。

 

初心者でも簡単に使えるオススメのクラウド確定申告ソフトといえば、「やよいの白色申告 オンライン」とクラウド青色申告ソフト「やよいの青色申告 オンライン」です。

 

「やよいの白色申告 オンライン」はずっと無料ですべての機能が使用でき、「やよいの青色申告 オンライン」は初年度無料、かつ無料期間中でもすべての機能が使用できますので、どちらも安心して利用することができます。

 

基本的には画面の案内に沿って入力していくだけで、確定申告書等の提出用書類が作成できます。青色申告特別控除の最高65万円/55万円の要件を満たした資料も、予備知識なく簡単に作成できてしまいます。インターネットを使って直接申告するe-Tax(電子申告)にも対応し、最大65万円の青色申告特別控除も簡単に受けられます。

 

 

まとめ

いかがでしたか?

記事で読むと大変そうではありますが、段取りさえ守ればそれほど難しいことはありません。

 

予算があれば税理士に依頼するのが一番楽ですが、個人事業主(フリーランス)として自分1人で行なうなら確定申告ソフトでのe-Tax(電子申告)がオススメです。最大65万円の青色申告特別控除も受けられてお得ですし、時間も大きく省けます。

 

わからないことは国税庁のWebサイトを見るか、専門家にご相談ください。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

今後とも当ブログをよろしくお願いします。

 

www.keisan.nta.go.jp